美容系の資格はいくつかありますが、特に人気なのが「美容師」です。美容師の資格は国家資格であり、美容師として働くには、国家試験に合格する必要があります。今回は、美容師の国家試験と、美容師として活躍するうえで持っていると便利な資格について紹介します。
美容師免許を取得するための国家試験
美容師とは、ヘアカットやヘアセットを行って容姿を美しく整える仕事です。美容院やサロンなどで働くことができます。美容師の国家試験は、誰でも受けられるわけではなく、国によって定められた基準をクリアする必要があります。
美容師の国家試験を受けるには、まず美容学校に通って決められた過程を終了し、卒業しなければなりません。例えば、大阪にある美容学校などがあります。
美容師を目指せる大阪の美容学校→https://www.mode.ac.jp/osaka/course/beauty
ここは、国家試験の課題となっている技法を集中的に学ぶことで、試験対策を行っています。また、国家試験は実技と筆記に分かれており、筆記の対策では、試験問題を反復学習し、美容師国家試験の合格を目指すことができます。他には、現場で実際に活躍するプロから話を書くことができ、実際に働いた時に役立つ知識や技術も身に付けられます。
先ほども説明した通り、美容師の国家試験には筆記試験と実技試験の2つの試験を受けなければなりません。筆記試験については、正答率が全問中60%以上で合格のラインとされています。一方実技は減点方式がとられています。
課題のカッティングやセッティングを行い、カッティングでは減点が40点以上で失格、セッティングは50点以上の減点で失格となります。技術だけでなく、受験者の衛生状態や用具の状態も見られているため、身だしなみや用具の手入れもきちんとしておきましょう。
合格率はそれほど低くなく、難易度は高いわけではありません。しかし、しっかりと対策や技術など、試験について準備をしなければ、落ちてしまう可能性があるので注意してください。
美容師に役立つ資格
美容師になるためには、美容師の資格は必須です。必須ではありませんが、美容師として働くうえで、持っていると便利な資格がありますので、6つ紹介します。
着付け技能士
美容院やサロンによっては、成人式や結婚式、七五三など、着物を着るシーンで着付けを行ってくれます。そういった美容院やサロンで働く場合、着付け技能士という資格を持っていると、対応するお客様の幅を広げることができます。
着付け技能士は美容師同様、国家試験です。2級は美容師の資格があれば実務経験が無くても受験することができます。
ネイリスト技能検定
美容院の中には、ヘアセットだけでなく、メイクやネイルなどをトータル的に行ってくれる場所があります。ネイリスト技能検定は、ネイリストとしての正しい知識と技術の向上を目的に行われる検定です。
ジェルネイルに特化した「ジェルネイル技能検定試験」もあります。試験に合格していれば、ネイルについて知識を持っていることをアピールできます。
ヘアケアマイスター認定試験
ヘアケアマイスターは、髪の毛の構造や特性、ダメージの原因や予防法、ヘアケア製品の選び方や使い方など、髪の毛に関する専門的な知識を持っていると証明するものです。これにより、お客様の髪の状態や悩みに合わせた最適なヘアケアを提案できます。
また、自分自身のスキルや知識に自信を持つことができます。ヘアケアマイスター認定試験を美容師が所有していると、お客様に満足度の高いヘアケアサービスを提供できるだけでなく、自分自身の成長やキャリアアップにも役立つでしょう。
日本化粧品検定
日本化粧品検定は、化粧品の知識や技術を客観的に評価する資格です。化粧品検定では、肌の構造やタイプ、化粧品の成分や効果などを学びます。美容師がこの資格を持っていると、これらの知識を活かして、お客様に最適な化粧品を選んだり、使い方をアドバイスしたりできます。
また、化粧品の歴史やトレンド、法律や安全性を学ぶため、美容師としての幅広い視野や教養につながることも魅力です。
理容師免許
理容師免許を取得すると、男性客の髭剃りや眉カットなどのサービスを提供できるようになります。美容師免許だけでは肌に刃物を当てることができないので、お客様に提供できるサービスの幅を広げることができるでしょう。
また、理容師免許を持っていると、美容室だけでなく理容室でも働くことができたり頭皮や顔のケアに詳しくなったりするメリットもあります。仕事の幅が広がる理容師免許は、とてもオススメの資格です。
色彩技能パーソナルカラー検定
色彩技能パーソナルカラー検定を持っていると役立つ理由は、お客様の髪の色やメイクの色を選ぶ際に、お客様の肌の色や瞳の色に合わせた最適な色を提案できるからです。パーソナルカラー検定では、お客様の色彩タイプを診断し、そのタイプに似合う色の特徴やコーディネートの方法を学びます。
また、パーソナルカラー検定を持っていると、美容師としての専門性や信頼性も高まります。お客様は、色彩に関する知識や技術を持った美容師に任せることで安心感や満足感を得ることができるので美容師にとって有利に働く資格です。
まとめ
今回紹介した6つ以外にも、美容師として持っていると役立つ資格はたくさんあります。美容学校で美容師の勉強をしながら、こういった役立つ資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。